夏期研修

8月29日、30日の2日間、中部弁護士会連合会(中弁連)が主催する「夏期研修」を受けるため、福井に行ってきました。中弁連は、愛知・岐阜・三重・福井・石川・富山の中部地区6県の弁護士会の連合組織です。中弁連では、毎年、この時期に弁護士向けの研修を実施しており、私もできるだけ受けるようにしています。今年も大勢の弁護士が集まり、大きなホールがほぼ満席になりました。

今年のテーマは、①相続事件と税金の問題、②建築関係訴訟(欠陥住宅など)、③裁判員裁判における公判弁護技術、④保険金請求の問題の4つでした。それぞれ約2時間の講義で、③は講義の中で実演も行うというものでした。毎年思うのですが、これだけの数の弁護士を前に、2時間の講義を準備する講師の方々は、本当に大変だろうと思います。心からお疲れさまでしたと言いたいです。

4つのテーマは、私がこれまで何らかの形で仕事として関わったものばかりでした。①相続事件と税金については、実際に遺留分を争う事件で問題になり、税理士の方の助力で解決したことがあります。②建築関係の裁判も、施主側と業者側と両方を扱ったことがあります。③裁判員裁判はまだ始まっていませんが、公判弁護技術については、実際の事件で色々と試行錯誤を繰り返しています。④保険金請求についても、以前、自動車の盗難保険の保険金請求の裁判で激しく争ったことがあります。

このような研修は、そのテーマに関する事件を実際に扱った後に受講すると、一層、理解が深まると思います。全く経験のないときに本を読んだり講義を受けたりしても、なかなかピンときません。この点は、スポーツをしたり車を運転したりするのと基本的には同じではないでしょうか。解説書やマニュアルをいくら読んでも、実際に体験してみないとなかなか上達しないところが同じです。そして、実際に体験してみてから、じっくり腰を据えて勉強すると、より理解が深まります。私は、学生時代、決して勉強熱心とは言えませんでしたが、今、このような立場になった後に受講する研修は面白くて好きです。

しかし、法律の世界は本当に奥が深い。まだまだ知らないことだらけです。

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