弁護士 鬼頭 治雄
弁護士 鬼頭 治雄
弁護士
鬼頭 治雄 Haruo Kitoh
Mission
自分にしかできない仕事を
私は、学生時代、冤罪事件に関心を持ち、無実の人を助ける弁護士になりたいと思い、この道を目指しました。
弁護士になって最初の頃は、とにかく無我夢中で目の前の事件に取り組みました。特に最初の2、3年は、新しい知識とフットワークで経験不足をカバーしようと必死でした。冷や汗をかくような体験を何度もしましたが、当時の所長弁護士をはじめとして多くの方々の支えによって、5年間、勤務弁護士として無事過ごすことができました。
2005年に独立して事務所を開設しました。そしてさらに数年が経ち、弁護士であれば通常誰もが経験するであろう事件を一通り経験しました。自分自身は日々緊張感をもって仕事をすることを心掛けてきましたが、大きな変化がない中で、今後の発展性について行き詰まりを感じるようにもなりました。
しかし、名張毒ぶどう酒事件の再審弁護団での活動、身震いするような重大な刑事事件の弁護活動などを通じて、まだまだ自分の知らないステージがあることを実感するようになりました。また、弁護士会や日弁連の委員会活動などによって、最新の情報に接し、それを仕事に生かすこともありました。
このように、私は弁護士20年で、ようやく自分の立ち位置が少し見えてきたように思います。
私は、全ての事件において、どのように証拠を積み上げ、どのように事実を示すのかについて最も強い関心を持っています。そして、相手方との駆け引きにおいても、どの時点で何を示し、何を述べるのか、タイミングを大切にするように心掛けています。
これからも、自分にしかできない仕事をしていきたいと思います。
主な取扱分野
- 刑事弁護
- 企業のコンプライアンス
- 建物明渡し等の不動産管理
- 農地・農業に関する法律問題
経歴
- 1995年
-
一橋大学法学部卒業
- 2000年
-
弁護士登録(名古屋弁護士会(現愛知県弁護士会))
- 2011年
-
名古屋大学法科大学院 / 客員教授
- 2012年
-
日本政策金融公庫 農業経営アドバイザー試験合格
- 2014年
-
愛知県弁護士会 / 副会長
- 2017年
-
愛知県弁護士会 弁護士会照会調査室 / 室長
- 2020年
-
愛知県弁護士会 刑事弁護委員会 / 委員長
- 2021年
-
日本弁護士連合会 人権擁護委員会 / 再審部会長
最近の著書・論文等
- 全国刑事弁護人アンケート(季刊刑事弁護100号・現代人文社・2019・回答)
-刑事弁護- - 事例類型別弁護士会照会第2版(日本評論社・2020・共著)
-証拠収集- - 21世紀の再審〜えん罪被害者の速やかな救済のために(日本評論社・2021・共著)
-刑事弁護- - 保釈を勝ち取る〜90事例の裁判理由からみる傾向と対策(現代人文社・2021・共著)
-刑事弁護- - 殺人1件、傷害致死1件で死刑求刑された事例(季刊刑事弁護112号・現代人文社・2022)
-刑事弁護- - 覚醒剤密輸で逆転無罪となった事例(季刊刑事弁護116号・現代人文社・2023)
-刑事弁護- - 被害者2名の殺人で統合失調症の影響を認め有期懲役刑が言い渡された事例(季刊刑事弁護116号・現代人文社・2023)
-刑事弁護-