昨日、任期満了で愛知県弁護士会の副会長職を退任しました。１年間の短い期間でしたが、弁護士業界を取り巻く状況や今後の展望、自分の弁護士としての立ち位置をじっくりと考える良い機会に恵まれました。弁護士としてのキャリアが５人の副会長の中で一番浅かったせいか、４人の先輩副会長の立ち振る舞いや物事の進め方が大変勉強になり、貴重な財産となりました。
この１年間、通常の弁護士業務も相応に継続してきたつもりでしたが、どうしても弁護士会の会務を中心に据えてきたため、仕事と会務の両立には苦労しました。打合せを午前７時とか午後８時とかに入れたり、電話やメールだけで連絡を取り合ったりすることも少なくなく、自分自身、依頼者の方々に大変ご不便をおかけしたことを自覚しています。おかげさまで、大過なく業務を続けることができました。皆様には、ご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。
今日からは、再び、通常の弁護士として、頭の中を民事事件と刑事事件で満タンにしながら、目の前の仕事を着実に進めていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
【関連エッセイ】
弁護士会の活動を見渡して
副会長の仕事