面会交流室(プレイルーム)について

家庭裁判所で、子どもと父親あるいは母親との面会交流が行われる場合、プレイルームが利用されます。

プレイルームは家庭裁判所内にある部屋の一つで、部屋の中には、絵本、箱庭、クレヨン、スケッチブック、ぬいぐるみやゲームといったおもちゃが備え付けられています。また、マジックミラーが設置されており、親子の交流場面を隣室から観察することができます。

おもちゃがあれば、子どもたちは遊ぶことはできます。でも、プレイルームは、裁判所内の部屋だけあって、壁も、天井も白いのです。窓がない場合もあります。壁に小さな絵が一つくらい掛けてあることもありますが、それでも暖かい雰囲気はいえません。

子どもが緊張することなく、明るい気持ちで過ごせるように、せっかくのプレイルームなのだから、いっそのこと、壁全体に色を塗ってしまうとか、壁に絵を描いてしまうとか、天井に星のシールを貼ってしまうとか、そこまでやってしまってもいいんじゃないかと思うことがあります。

以前、アメリカで警察署内の子どものための部屋を見せていただきましたが、ディズニーキャラクターのニモだった記憶なのですが、壁や天井全体に絵が描かれていて、本当に可愛らしく設えられていました。

当たり前のことのように受け入れているけれど、実は変えられることってあると思います。