先日、日本弁護士連合会が、会員(弁護士)向けに「弁護士のためのメンタルヘルスガイダンスブック」を配布しました。全32ページの小さな冊子ですが、ストレスを知ること、ストレスに対処すること、心の病いに気づくこと、メンタルヘルスを維持するための手がかりなど、大切なポイントが過不足なくまとめられています。
私たち弁護士の仕事は、ストレスにさらされることを宿命づけられているといえます。しかも、そのストレスを一人で抱え込みやすい環境にあります。心の病いを悪化させてまでするべき仕事なんてないと分かっていても、生活をするために、また、相手のある仕事である以上、自分で仕事をコントロールするのは容易ではありません。
私も、鈍感になるように、無視するように気をつけていますが、そうすればするほど、心の深いところで重みになってしまう面もあるのか、と思うこともあります。
冊子の「ストレスに対処する」という章に、日常生活や仕事における様々なヒントが紹介されていました。ストレスとお付き合いするのは、一生の課題です。