セクシュアル・ハラスメント

昨日は、弁護士会でセクシュアル・ハラスメントに関する研修がありました。
セクハラやパワハラなどの講師を依頼されることがありますので、自分の知識や情報をアップデートするためにも、できるだけ研修を受けるようにしています。

今回の研修は、「部長、その恋愛はセクハラです! 」(集英社新書) の著者である大阪大学の牟田和恵先生の講義でした。 セクハラは、「羅生門」のように、各当事者によって認識に大きな差があることについて、分かりやすくお話しされていました。

また、セクハラを「長編映画」に例えるとするならば、報道の見出しは「ダイジェスト版」であることが、セクハラに対する誤解を生んでいるとも指摘されていました。実際、セクハラには、紆余曲折を得ながら、当事者の関係が長く続いてきた事例も多くあります。その過程において、行為者側には全くセクハラの認識がありませんので、確かにそのとおりだと思いました。

残念なことに、昨日の研修は通信機器の不具合のため中断してしまったのですが、来月下旬には、eラーニングで受講できるとのこと、また勉強したいと思います。