大学での講義

本日は、子どもと家事事件というテーマで、大学で講義をしました。

できるだけ新しい情報をということで、昨日成立した成年年齢のお話や、今年4月に成立した人事訴訟法法の一部を改正する法律、近時の面会交流や養育費、養子縁組をめぐる問題、また、平成24年に施行された親権停止の制度(民法)、その翌年に施行された子どもの手続代理人の制度(家事事件手続法)など、子どもに関する事柄を紹介しました。また、リクエストがあったので、家事事件において、当事者として外国人の方が、また外国法が関わる場合について言及しました。

自分が学生であった頃を思うと、「家事事件」と言われても、なかなかイメージを持ちにくいかなと思ったのですが、出席された学生の皆さんは、よく話を聴いてくださり、積極的に質問もしてくださいました。これから新聞やニュースに接した時などに、「そういえば、あの時の弁護士が話していたことに関係するのかも」と思い出して、物事を考えるきっかけになったら嬉しいです。

実は、初めてお伺いする大学だったので、教室に行く途中に迷ってしまったのですが、その時にも、通りかかった親切な学生さんが、わざわざ分かりやすい場所まで連れていってくれるということがありました。

大学での講義もよいものだなあ、と思った一日でした。