エッセイ

最新のエッセイ

2017年03月27日弁護士 鬼頭治雄
 先週の金曜日(3月24日)、知人女性を殺害し、同級生に硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人、殺人未遂等に問われた元大学生に対する判決が名古屋地裁で言い渡されました。完全責任能力を認めて無期懲役としたことに加え、裁判長が、仮釈放の弾力的運用に言及したことが報道で大きく取り上げられていました。  ところで、報道によると、裁判長は、この日「裁判員からのメッセージ」として「公判中の弁護側主張に...
2016年12月31日弁護士 鬼頭治雄
 2016年は、公判前整理手続・打合せ期日が数十回、公判も1か月を超える大規模な裁判員裁判の弁護を2件、第一審が大規模な裁判員裁判だった事件の控訴審からの弁護を1件担当しました。私自身の弁護人としてのスタンスは、基本的には、以前書いたシリーズ「弁護人に問う」から変わっていません。しかし、大規模事件を経験したことによって、実際に弁護するにあたっては、シリーズで書いたようなシンプルなメッセージだ...
2016年07月18日弁護士 鬼頭治雄
 先日、長く争っていた道路交通法違反(酒気帯び運転)の事件について、無罪判決が言い渡されました。厳密に言えば、刑の重い酒気帯び運転だけでなく、事故の報告義務違反も起訴され、そちらは争いがなく有罪判決が言い渡されましたので、一部無罪ということになります。受任時より、殺人等の重大事件とは別の意味で厳しい裁判になることが予想されましたので、金岡繁裕弁護士に共同で弁護を引き受けてもらい、徹底的に争っ...
2016年04月07日弁護士 竹内裕美
IVLP(インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム)に関する「今日のひと言」の一覧を作りました。ご覧いただければ幸いです。竹内 帰国しました・・・概要 ワシントンD.C.(その1)・・・街の様子 ワシントンD.C.(その2)・・・IPCA(International Parental Child Abduction) ワシントンD.C.(その3)・・・NCME...
2016年03月25日弁護士 鬼頭治雄
 裁判員裁判対象事件は、殺人、現住建造物等放火、強盗致傷など、一部の事件に限られており、件数的には全起訴事件の2パーセント程度と言われています。つまり、日本の法廷で開かれる刑事裁判の98パーセントは、裁判官と裁判員で構成される合議体で判断する「裁判員」裁判ではなく、1人又は3人の裁判官で判断する「裁判官」裁判ということになります。自分自身も、ここ数年を振り返ってみると、そもそも不起訴で終了す...