エッセイ

最新のエッセイ

2018年06月21日弁護士 鬼頭治雄
 例えば、詐欺事件や傷害事件など、不法行為であると同時に犯罪でもある場合、「これは民事の問題ですか。それとも刑事の問題ですか。」という質問を受けることがあります。この質問に対しては、「民事事件と刑事事件の両方の側面を持ちます。」という答えになります。弁護士にとっては常識ですが、両方を見据えて事件を取り扱うのは、そう簡単ではありません。  加害者側から依頼を受けた場合において、被害者側と...
2018年06月20日弁護士 鬼頭治雄
 先週から今週にかけて、連日、裁判員裁判の公判があり、スケジュール調整に苦慮しました。これまで、審理期間15日〜20日の裁判員裁判を複数回経験してきたせいもあって、それらに比べれば審理期間1週間程度のスケジュール調整は、さほど難しくないだろうと甘く考えていました。  ところが、今回は、公判の最中に緊急に対応しなければならない電話がいくつもあり、また、新規の依頼も重なりました。さらに、こ...
2018年06月15日弁護士 鬼頭治雄
 依頼者・相談者の方から「土日祝日に連絡を取りたいとき、どうすればいいですか。」という問い合わせを頂くことが増えてきました。  私たちの事務所は基本的に土日祝日休みで、土日祝日の打合せは緊急の場合だけにしています。他方、随時、メールはチェックしています。はじめての方はお問い合わせフォームから、名刺などで私たちのメールアドレスをご存知の方は直接メールをお送りいただければ、土日祝日であって...
2018年06月13日弁護士 鬼頭治雄
 刑事弁護の「専門」事務所に相談し、あるいは依頼したものの、諸事情により折り合いがつかず、あるいはお断りして、こちらを訪ねましたという方が増えました。以前より、同様の来訪はちらほらありましたが、最近ではすっかり定番になりつつあります。  数年前から、主にインターネット広告で刑事弁護の「専門」を名乗る複数の事務所が登場したことは、漠然と認識はしていました。しかし、過払金回収の「専門」事務...
2018年06月11日弁護士 鬼頭治雄
 本日、袴田事件の即時抗告審において、東京高裁(大島隆明裁判長)は、静岡地裁の再審開始決定を取り消し、再審請求を棄却しました。決定書を一読しただけで、感想めいたことしか言えませんが、あまりにも酷い決定だったので、珍しく決定当日、何か言わなければという心境になりました。  今日の決定のどこが酷いかと言えば、証拠の「孤立評価」です。昨年の名張毒ぶどう酒事件の名古屋高裁決定もそうでしたが、裁...