なくなりそうな世界のことば

ラジオ番組で紹介されていた「なくなりそうな世界のことば」(創元社・著者:吉岡乾、イラスト:西淑)という本を読みました。

世界の少数言語の中から、各言語の研究者の方々が「そのことばらしい」単語を選んで、それを紹介している本です。その発想がロマンチックであり、また絵本のような美しい本でした。

例えば、ポポロカ語(メキシコのプエブラ州南東)には、「バサーオ」という言葉があるそうです。意味は「(心理的な距離が)たどり着けないほど遠い」です。また、ウェールズ語(イギリスのウェールズ地方)には、「ヒライス」という言葉があるそうです。「もう帰れない場所に帰りたいと思う気持ち」という意味だそうです。

言葉からは、その言葉を使う人々が暮らす風土、空気の湿度や香りを感じ、また、長年にわたって積み重ねられてきた生活やメンタリティーに思いを馳せることができます。

とてもお勧めの本です。