高次脳機能障害に関するセミナー

交通事故のADRに携わっている関係で、今日は医療セミナーに参加しました。内容は、高次脳機能障害のリハビリテーションであり、講師は、医師の橋本圭司先生でした。高次脳機能障害の特徴や診断方法から、子どもの高次脳機能障害と発達障害まで、広くお話を伺うことができました。

印象に残ったのは、リハビリテーションには順番があるということでした。例えば、記憶障害があるからと言って、いきなり記憶障害に対するリハビリをしても効果的ではなく、まずは神経疲労を和らげるリハビリから始めるのだそうです。また、西洋医学的には症状が固定しても、その後、5年、10年かけて、リハビリによって変化していくのだそうです。

セミナーでは、高次脳機能障害の各症状(易疲労性、イライラ、やる気が出ない、注意・集中力低下、言語障害、記憶障害、段取りが悪い)とその対応法についても教えていただきました。良き療育者とは、短くシンプルに指示をし、肯定的であり、人のせいにせず、できることを伸ばすのだそうです。もちろん、それは高次脳機能障害への対応法ではあるのですが、他人に対する接し方一般にもつながるお話だと思いました。つまりは、様々な個性のある人間が互いに生きやすくするための工夫なのだと思います。

NPO法人高次脳機能障害支援ネットという団体があり、高次脳機能障害ファシリテーター養成講座を全国で開催していることも初めて知りました。より理解を深めるため、ぜひ参加してみたいと思いました。