起案

書面を作成するには、まとまった時間と勢いが必要だと思います。書面を作成することを、私たちは「起案」と呼んでいます。

A4の用紙1枚程度の短い起案であれば、その場で考えて短時間に作成することも可能ですが、一万字規模の起案となると、書き始める前に、まず頭の中であれこれと考える時間があります。電車で移動する時間や、ちょっとした空き時間になることが多いでしょうか。

そのような時間を経て、いざ書き始めるのですが、随時記録を見返したり、頭の中では意識していなかった細かい表現が気になったりして、なかなか前に進まないものです。でも、あるべき場所にあるべきものを整理できて、全体像がはっきり見えてくると、勢いが出て、一気に書き進めることができます。そこまでの我慢です。

もっとも、「書きたい」とか「これは書かなくては」という気持ちや、全体のイメージが持てない場合、文章を書くのは辛い作業となってしまいます。そのためにも、頭の中であれこれと考えている時間が意外に大切なのかなと思います。