光と色彩

週末、紅型(びんがた)の展示会に行く機会がありました。

紅型とは、沖縄を代表する染色の伝統工芸です。小物のイメージしかなかったのですが、数年前、琉球絣の着物や紅型の帯を見る機会があり、なぜか印象に残ったので、一度ゆっくり見たいと思っていました。

時代の流れとともに多くの工房が廃業していく中、さらに第二次世界大戦によって、職人が、道具が、全てが失われました。そこから、戦後何年もかけて復興をしたのだそうです。レコード盤を利用してヘラを作ったという話も聞きました。長年にわたり培われた伝統工芸は、一旦失われてしまえば、戻るのに100年かかるとも言われています。

そのような歴史を経て、今ある紅型は大変美しいものでした。職人の方は、いつも沖縄の明るい自然を見ているから、このような色合いが出せるのだと仰っていました。まさにそうだと思いました。沖縄の明るい光を浴びているかのような心持ちになりました。