親子断絶防止法案

「週刊金曜日」という雑誌の1136号・23頁に、「『親子断絶防止法案』は誰のためのもの?」という7頁にわたる特集記事が掲載されていました。

面会交流が子どもに与える心理的影響についての研究結果や米国における監護や面会交流に関わる殺人事件数を指摘して、上記法案の問題点を指摘する意見や、面会交流を長年サポートしている立場の方から、面会交流の制度よりも先に交流支援制度を充実させること、具体的には公的な面会交流支援、あるいは民間の支援への金銭的な助成が必要であると述べる意見、子どもの頃に両親の離婚を経験した方々の座談会が掲載されています。

離婚後、面会交流を順調に続けている親子もいらっしゃいます。ですが、そのような親子であっても、元からそうだったとか、自然にそうなったというよりも、父親も、母親も、それぞれが葛藤を感じつつ、相当努力し、その努力を現在も続けている結果なのだという印象を受けます。

そういう意味で、私は、親への教育が重要だと考えています。どちらの側であっても、相手方のことを尊重できるかどうかが、まず始まりです。いずれか一方がそれをできないようでは、相手方に対して暴力やハラスメントしているようでは、相手方に自分を尊重することを求めるのは難しいでしょう。どちらの側の言い分にもあり得ますが、子どものため、ではなくて、実際には自分のためになっている場合もあります。

面会交流の難しさは、現状、そうした父親と母親の関係、各当事者の意識が別居前に形成されてしまっていることです。