こっちに行きたい!

雨が降らなければ、飼い犬の散歩をするのですが、道草が多く、なかなか前に進みません。

草木や電信柱の匂いを嗅ぎながら、ゆっくり歩きます。犬にとっては、匂いにはたくさんの情報量が含まれているのでしょう。

それに、どうやら日によって、お気に入りの散歩コースが変わるようで、私が思い描いていたコースがそれと違うと、頑として動かなくなります。2キロに満たない小型犬のどこにこんな力があるのか不思議ですが、とにかく四本足で地面をしっかり掴んで踏ん張ります。

教育のためにも、ここは飼い主の方針に従わせなければと思い、飼い犬を持ち上げて(片手で持ち上げられる体重なので)、軌道修正します。再び地面に降ろしてあげると、飼い犬は、お気に入りのコースを諦めて、何もなかったように、また歩き始めます。

でも、軌道修正がストレスになってはいけないと思い、飼い犬の気の向くままに散歩することもあります。一体、犬は何を考え、お気に入りのコースを選んでいるのかと思うと興味深く、散歩コースをめぐる犬との駆け引きもまた面白いものです。