へうげもの

知人に教えてもらって、「へうげもの」という漫画を知りました。戦国時代の茶人である古田織部の物語です。現在、22巻まで発行されており、すべて読みました。23巻は年末に発行される予定とのこと。

習っているというのもおこがましい程度ですが、私もお茶を習っていますので、茶道の歴史について興味を持つと同時に、この漫画が「数寄」という観点から歴史を捉えていることを面白く思いました。私の理解の範囲では、お茶はお客様をいかにもてなすかという知的な遊びです。お作法も、それ自体が目的ではなく、お客様にその場を心地よく楽しんでいただくためのものだと思います。

この漫画で、古田織部は「笑福の世」を目指しています。私も、全ての人が笑って過ごせるようになったらといつも思います。でも、現実はそうではなくて、他人の気持ちを考えられない人、他人を傷付ける人に接して、何とも言えず嫌な心持ちになったり、誠実に生きている依頼者の方が悲しい思いをすれば、やりきれない気持ちになったりします。毎日がそれの繰り返しです。

でも、どこかに笑いがあることを信じて、やっていくことにしか解決はないのだと思っています。そういう意味でで「へうげもの」は良い気分転換になっています。