リディアのガーデニング

少し疲れを感じたので、久しぶりに本棚から絵本を取り出しました。「リディアのガーデニング」(アスラン書房、文:サラ・スチュワート 絵:デイヴィッド・スモール 訳:福本友美子)という、気に入っている絵本の一つです。

リディアという少女が、経済的な事情(アメリカの1930年代の不況が背景になっているようです。)から、しばらくの間、町でベーカリーを経営しているおじさんの家に滞在することになります。ガーデニングが大好きなリディアは、草花の種をたくさん持って、おじさんの家に向かいます。

この絵本は、リディアが、両親や祖母に宛てて、おじさんの家での出来事について書いた手紙で構成されています。リディアは、少しも笑わないおじさんを、何とか笑顔にしたいと思い、ある作戦を立てるのです。

その結末は・・・、おじさんは笑わなかったかもしれませんが、リディアを深い愛情をもって見守り、大切に思っていることが読者には分かります。最後の場面は、何度も見ても感動します。

少女の優しさと、少女を見守る周囲の優しさに、幸せな気持ちになれる絵本です。