景色を眺めて

私が交通事故に関する紛争解決の仕事をしている場所は、20階以上の高さにあります。

当事者の方に入室いただく部屋は、大きな窓ガラスがあって、遠くまでよく見晴らすことができます。天気が良ければ、山がとてもきれいに見えるのです。

私は窓ガラスを背に座りますので、対面に座る当事者の方は外の景色を見ることができます。

時折、当事者の方から、「見晴らしがいいので、窓の近くに行って、見てもいいですか」と聞かれることがあります。一緒に外を眺めながら、事件とは関係のないお話をしたりすることもあります。

紛争を抱えておられた方が少しは安心されて、景色を眺める気持ちの余裕を取り戻し、また、見晴らしのよい景色を見ることで、気持ちを切り替えてくださっているのかなと思い、そんなときはうれしくなります。

高い所は苦手な私ですが、この部屋から見る景色はとても気に入っています。