奨学金の今

ラジオで、現在の奨学金問題が取り上げられていました。

親世代の経済力の低下などが原因で、以前に比べて奨学金を利用する大学生は大幅に増えました。ところが、今の奨学金は、貸与制・有利子のものが多いため、利用した学生は、4年間で相当額の借金を抱えて社会人となります。

しかし、せっかく社会人になっても、雇用が不安定であるため、失業や病気などで奨学金を返したくても返せない状態に陥り、借金が膨んでしまうことが少なくありません。若者にとって、結婚や子育ての阻害要因となる場合もあるとのことです。

ラジオの中で、大内裕和教授(中京大学)は、給付制の奨学金を拡大し、せめて有利子の奨学金を無利子に変えるべきであるとおっしゃっていました。お金が絡む問題ではありますが、改善は十分に可能であると教授は訴えます。海外では、奨学金といえば、通常、給付制(返済不要)のものを意味するようです。

親の経済力の差が子の教育の機会の差となって現れるのは、資本主義社会において致し方ない側面もあるかと思います。ですが、将来、社会を担う人材を広く育てるためにも、そのような差は、できるだけ縮めていくことが望ましいと思います。