結果を求めようとする大人

先日、チョイ住みinフィレンツェ(BSプレミアム)の再放送を観ました。

若手俳優の渡部秀さんと日本料理研究家の斉藤辰夫さんがフィレンツェに1週間ほど部屋を借りて、滞在しながら旅をするという内容です。

フィレンツェの街並みはもちろん素晴らしかったのですが、印象に残ったのは、渡部さんと斉藤さんのやり取りです。

23歳の渡部さんは、58歳の斉藤さんに、斉藤さんは色々なことを知っている大人だからすぐに結果を求めようとするけれど、まだ知らないことの多い僕は、結果に至るまでの過程が楽しいのだと言います。また、イタリア語を話そうとしない斉藤さんに対して、僕には逃げているようにしか見えないと指摘しました。

そんな渡部さんの言葉に、斉藤さんが涙する場面がありました。そして、私も、いつの間にか忘れてしまった物を、投げつけられたような思いがしました。

番組の後半、斉藤さんが、イタリア人のマンマに親切にされて、泣き出すという場面もありました。渡部さんの言葉によって、むき出しになった斉藤さんの心には、有名な料理研究家だからではなく、外国人だからではなく、同じ人間として親切にしてくれたマンマの優しさがしみじみ感じられたのでしょう。

番組中で斉藤さんも仰っていましたが、ときには立ち止まって自分を見つめるという時間がもてたらと思います。