「1億総活躍」とは

今日のトップニュースは、第3次安倍内閣が発足したというものでした。政権の新たな課題は、1億総活躍社会の実現ということで、1億総活躍担当相も新設されました。

暮らしやすい社会を実現するのはよいことですが、私は、この「1億総活躍」という言葉に対して違和感がありました。活躍しない国民は必要ない、と言われているような気持ちになるからです。

「総」といいますが、世の中には、社会的弱者や働くことができない人だっています。そういえば、アリの集団には、一定の割合で、働いているアリとそうでないアリがいるという研究がありました。それで、社会としてバランス良く成り立っているのです。

「活躍」というのは、評価を伴う言葉です。しかも、その評価は、国による評価です。その人が「活躍」しているかどうかを、一体誰が判断するのでしょうか。その人が、その人らしく生きているだけでは、「活躍」にはならないのでしょうか。

報道によれば、年内に「日本1億総活躍プラン」というものが取りまとめられるとのことです。内容が分からないうちから、あれこれ言うべきではないのですが、それにしても、このネーミングには、何だか落ち着かないものを感じます。