自然とともに

先日、ワイン用の葡萄を栽培している葡萄園を訪問する機会がありました。

幸い、お天気にも恵まれ、畑一面に美しい葡萄の葉が広がり、葡萄の粒が成長しつつある光景を見ることができました。まさに「天地人」とはよく言ったもので、その光景は、自然と人間がともに生きているということを実感させられるものであり、感動的でした。

若い頃はそのようには思い至りませんでしたが、自然とともにある仕事というのは尊く、素晴らしいと思います。とても大変なお仕事ですから、部外者が軽々しく言うべきではありませんが、憧憬の念を抱きます。

現在の私の仕事は、自然というよりは、人間に向き合わなければならない仕事です。ですが、大きく考えてみれば、人間も自然のうちであり、その複雑さ、心の機微に寄り添う過程は、自然に対する態度に通じるものがあるのかもしれません。