1か月という長さ

民事訴訟の場合、通常、約1か月ごとに期日を入れることが多いのですが、1か月というのは、訴訟を速く進めてほしい依頼者にとって本当に長い期間ではないかと思います。

ただ、実際に訴訟を進めていきますと、1か月はあっという間に来てしまいます。一例を挙げますと、次のとおりです。

まず、期日が終わった後、依頼者に期日の報告をするとともに、1週間程度で打合せの日程を入れます。その間、記録を整理するなどして打合せの準備をします。

打合せの際、依頼者に課題をお願いし、その直後から、次回提出予定の書面の草案を書き始めます。依頼者からの課題の回答が届き、その内容を盛り込むなどして書面をひとまず完成させるのに、打合せから2週間程度はかかることが多いように思います。

その後、校正したり依頼者に内容の確認をしてもらったりして、書面が完成するのには、さらに数日ないし1週間程度かかります。

裁判所と相手方への書面の提出期限は、期日の少し前に設定されることが多いので、そのような場合、厳密には準備期間が1か月より少ないです。そうすると、あっという間に期限が来てしまいます。

代理人として訴訟を速く進めたいという思いは常にありますが、一つ一つ丁寧に事件と向き合おうとすると、致し方ない面もあると思います。