話を聞くということ

相談される方のお話を聞くことは、簡単そうに見えて、なかなか難しいことです。

特に、弁護士として経験を積んでいくと、過去に経験した類似の案件を、目の前にある事件と重ね合わせ、何となく事件の見通しが立ったような気になりがちです。

ですが、全く同じ事件というのはあり得ません。非常に似た事件もありますが、それでもやはり微妙に違うことがあり、その違いが案外重要です。

結局、相談される方の本心がどこにあるかを知るには、お話をじっくりと時間をかけて聞かないと分からないものです。年々、そのような思いを強くしています。