喪失と再生

京都にある大人のための絵本美術館に出かけることがあります。ゆっくりと、絵本を読むためだけの時間を過ごすことができる場所です。

仕事をしていると、時折、殺伐とした気持ちになることもあるのですが、絵本を読むと、人間の善性や心の美しい部分を信じられる気持ちになります。

好きな絵本の一つが、湯本香樹実さんの「くまとやまねこ」です。大切なものを喪失した主人公が再生する物語です。読み手によって感じ方は様々ですが、悲しみに寄り添うということ、人には再生する力があるということに気付かされました。また、酒井駒子さんの絵がとても美しく、読む返すたびに深く感動します。